【静村百景】とは
私、静村が実際に日本全国を旅して見て周った中で、
「ここは本当に良かった!」と全力でおススメできる、厳選された観光地になります。
ただし、季節や天候などの、見に行った時の条件でも差が激しいので、
あくまでも「私が見に行ったタイミングでは」良かった場所ということをご了承ください。
(※一応予防線を引いておく)
では、今回ご紹介するのはこちら。
毛無峠(長野県上高井郡高山村)
そう、グンマーです。
こちら、毛無峠はネットで非常に有名になった場所です。
未開の地、秘境グンマーの入り口として写真が掲載され、看板の文字と合わさって当時は大盛り上がりでした。
実際は此処は群馬県と長野県の境目で、この先を進んでも途中で道は途切れているような場所だったりします。
峠ではあるんですが、長野県側からしか来れない場所なんですよね。
標高は1800mを超え、この場所に来るだけでも一苦労でした。
しかし、意外と人が来ていてびっくりもしました。
話を聞いてみると、どうやらグライダーを飛ばすのに非常に適している場所だそうで、その関係の人たちが多く来ているとのこと。
そしてここ、来る前は荒れ地のイメージがすっごく強い場所だったわけですが、実際は
天国でした。
写真で有名になった荒れ地部分以外は緑が生い茂り、なんだここってびっくりするほどイメージが違います。
もともとは原生林があったそうですが、伐採や立ち枯れなどの結果、現在のような木のない高原の緑地ができたようです。
過去は地滑りで多くの死者を出したこともあるそうですが…。
そしてこの場所は非常に霧が出やすいそうです。
私も見て周っている最中に急に周辺が真っ白に染まって驚きました。
登ってくる道も細く険しい場所なので、気を抜いているとかなり危ない場所です。
もう少し遅かったら帰るのも大変だっただろうなと今でも思います。
しかしそれがあっても、素晴らしいスケールの場所でした。
壮大と言えばいいのか、なんといえばいいのか…。
とにかく自分がちっぽけに感じる、そんな空間じゃないかなと。
当初のイメージとは全く違う感想になりましたが、この場所は本当に来て良かったと思います。
晴れた青空の下で、もう一度あの風景を味わってみたい。
今でもそう思っている場所だったりします。
以上、静村百景 ”毛無峠” でした。