【静村百景】”恐山” 青森県むつ市

【静村百景】とは

私、静村が実際に日本全国を旅して見て周った中で、

「ここは本当に良かった!」と全力でおススメできる、厳選された観光地になります。

ただし、季節や天候などの、見に行った時の条件でも差が激しいので、

あくまでも「私が見に行ったタイミングでは」良かった場所ということをご了承ください。

(※一応予防線を引いておく)

では、今回ご紹介するのはこちら。

恐山(青森県むつ市)

青森県はむつ市の市街地から山の中へ1時間ほど。

山に囲まれた盆地に恐山があります。周辺の道路は傾斜が12度とかあります。自転車だと到着する前に死んじゃうんじゃないでしょうか(汗)

恐山って名前だけは聞いたことがある人が多いと思うんですが、実際に行ったことがある人は少ない、そんな場所なんじゃないかと思います。

恐山、と聞くと最初に思い浮かぶのって「イタコ」だと思うんですがどうでしょう?

僕も気になったのでちょっと調べてみたんですが、イタコの方って普段は恐山にいるわけではなく、大祭があるときだけやって来るそうです。

なんかイメージが違いますよね?(笑)

さて、最初にまず言っておきます。

恐山霊場というのは僕の考えでは、体感型仏教テーマパークじゃないかと思います。

罰当たりどうこうではなく、仏教の教えを身をもって体感してもらうことを主眼に置いているんじゃないかなと感じました。

恐山霊場は入山料が大人500円となっています。

最初は高いと思ったんですが、中を見てからだと妥当なところじゃないかなと思えます。

中を見ると、寺社の建物がある場所は少しだけです。

そのまま順路を進んで行くと岩と石が連なる、寒々しい景色が続きます。

道の左右からは硫化水素が噴き出し、土壌には高濃度のヒ素が含まれるそうです。

まさに地獄のような光景でした。

その地獄の道を見守るように、地蔵や仏像が置かれています。

敷地は広く、道も一本ではなく、まさに彷徨うように進んで行きます。

そして様々な地獄を超えていき…

岩場を抜けた先には…極楽がありました。

名前もそのまま極楽浜。

宇曽利山湖だそうですが、色合いが本当に不思議で…この世のものとは思えませんでした。

地獄から仏に見守られて極楽へ、そして最後は「胎動」を通って現世に戻ってくる。

これが恐山でした。

現代の人間ならまだしも、開山当時の人間がこの景色を見てしまったら、そりゃ仏教に帰依したくなるだろうなと、すごく思える場所です。

最後に、境内には温泉が湧き出ていて、無料で入ることができます。

こちら、硫黄泉なので長時間は居るのは危険、というなかなか恐ろしい風呂です(汗)

温度も熱めですし、外から丸見えですし、なかなか難易度が高い場所でしたが、悪くなかったです。

総合的に見て、恐山は一度は絶対に見ておいた方がいい場所じゃないかなと思いました。

なんとなく日本人の中にある仏教的観念を実際に目にしているような…奇妙で不思議な気持ちになる場所です。

絶景ではないかもしれません。しかし、見ておくとなぜか心に残る場所、そんな場所だと思いますよ。

以上、静村百景 ”恐山” でした。

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