【静村百景】とは
私、静村が実際に日本全国を旅して見て周った中で、
「ここは本当に良かった!」と全力でおススメできる、厳選された観光地になります。
ただし、季節や天候などの、見に行った時の条件でも差が激しいので、
あくまでも「私が見に行ったタイミングでは」良かった場所ということをご了承ください。
(※一応予防線を引いておく)
では、今回ご紹介するのはこちら。
大山祗神社(愛媛県今治市「大三島」)
本州と四国を繋ぐ、しまなみ海道。
その中間にある「大三島」にある大山祗(おおやまづみ)神社は、全国にある山祗神社及び三島神社の総本社になります。
大山祗神は日本全部の山の神様でもあるので、非常に身近な神様ですね。
あと有名どころだと、コノハナサクヤ姫とイワナガ姫の父親でもあるそうです。
こちら非常に歴史のある神社である上に、小さな島なので戦時中もほとんど狙われず被災していないことから、大木がゴロゴロしています。特に楠が有名だとか。
歴史がありすぎて、境内には弥生時代の神宝や祭祀遺跡があるといわれているらしいです。本当かどうかしりませんが…。
まあ実際、かなり古い神社です。
しかし参拝者も多く氏子も多いようで、建物もしっかりと改築が行われているようです。
こちらの神門ですが、1661年に建てられたものを2016年に建て直したものだそうです。
手前の総門も2010年に復元されたそうですし、今後も安泰じゃないかと。
拝殿は国の重要文化財だそうです。
1602年に大修理を行われた後は大きな改築は無いようですが、檜皮葺(ヒノキ)の屋根がなんとも歴史を感じさせますね。
素木造(しらきづくり)ということで、塗装が行われておらず、自然の木の色がそのままの素朴ながらも重厚な色合いで、なんとも厳かな趣。
実際に行ってみた感想なんですが、こちらの神社は参拝者は多いそうですが、観光向けの場所では無いんだろうなという気がしました。
支社に立札なんかもないので、何の神社なのかもわかりません…。
せめて名称ぐらいは置いておいてくれると嬉しいかなぁとは思いますが。
そして大山祗神社ですが、更に目玉があります。
宝物殿。これは絶対に行った方がいいです!
入場料が1000円と高いので迷ったんですが、中身が国宝や重要文化財だらけでした!
特に武具関連が多く、国宝・文化財登録されている武具の8割がここにあるそうです。多すぎ!
弁慶の奉納した薙刀とか、源義経や源頼朝が奉納した鎧とか、聞いたことある名前がゴロゴロしていました。
ずらーっと国宝がこれだけ並んでいる姿は此処でしか見られないんじゃないでしょうか?
博物館とかあまり興味のない方も、きっと興味深く見れる場所じゃないかと思います。
ということで、神社と宝物殿、セットで考えると間違いなく日本有数の場所として僕はお勧めします!
以上、静村百景 ”大山祗神社” でした!