日本一周中で見かけたキャラクターまとめ17回目になります。
今回は新潟県で見かけたものがメインです。
それぞれの場所に、いろんな意味を持って置かれていたりもしますが、一体なぜ…? というものもあったりと、なかなか面白いものです(笑)
道の駅 越後出雲崎天領の里(新潟県三島郡出雲崎町)
出雲崎は松尾芭蕉がこの地で俳句を詠んだことがあるそうです。
「荒海や佐渡に横たふ天の河」
出雲崎からは佐渡島と天の川は同時に見れないはずで、その上芭蕉がこの場所に来た際は雨だったという弟子の証言もあるので、色々と解釈が分かれる歌ではあるんですが、ちょっと調べてみると面白い解釈をしている人が居ました。
何でも、芭蕉が奥の細道で辿ったルートは西行法師が歩んだ道と近く、芭蕉が自分を西行に投影してこの歌を詠んだのではないかという説でした。
佐渡島に流された後鳥羽上皇と仲が良かった西行は、この目の前の荒海がまるで織姫と彦星を分かつ天の川のようだ、という気持ちになったのでは…という想像で詠んだという説を聞いて、なるほどなぁ! と妙に納得してしまったのでここに書いておきます(笑)
銅像の製作者等はちょっとわからなかったんですが、味のある風情をしているので道の駅に寄った時は是非見てあげてください!
狐の嫁入り屋敷(新潟県東蒲原郡阿賀町)
新潟県の山深く、阿賀町にあったのは狐の嫁入り屋敷という名前のスポットでした。
古い一軒家を改築したような造りで、ちょっとした食事や製作体験、会議用のスペースや休憩所などがありました。まあ、あまり見るものは無かったんですが…その庭にあったのがこちらの銅像です。
僕なんかは「狐の嫁入り」と聞くと「天気雨」を連想するんですが。
なんでも、昭和中期位までは結婚式というと「結婚先に嫁いでゆく嫁が夕刻に提灯行列で迎えられる」ものだったそうです。
そのため、実際には結婚式など無いはずなのに、夜間にまるで提灯のように並んでいる怪火が見られるとこれを「狐の嫁入り」と呼んでいたという伝承があります。
そして面白いことにこの阿賀町は「狐火の名所」なんだそうです。名所になるほどよく怪火があったというのは、どんな歴史背景があるのか興味深いところです。
さらに屋敷の2階は、各地の狐面が集められていたりとちょっとした博物館にもなっていました。まあ、すごく狭い部屋でしたが…。
狐の嫁入り伝承は日本中にあるため、その元になる何か出来事が何かあったのかなと色々と想像できて面白かったです。
銅像は他にもあったりしましたが、こちらも作者はわかりませんでした。
毎年この地域では狐の嫁入り行列のイベントがあるそうで、その際には道のあちこちに小学生が作った狐の人形が飾られたりもするそうです。
夜間に行われる幻想的な行事とのことなので、機会があれば見に行ってみたいですね。
ぽんしゅ館 新潟駅店(新潟県新潟市)
ぽんしゅ館は新潟県内に3件ほど存在する酒飲みの聖地(?)です(笑)
色々な日本酒をおちょこ5杯分、500円で試飲することが可能なんですが、用意されている日本酒の種類が100を超えるというまさにパラダイス!
そんなぽんしゅ館の入り口にこの人形がありました。
こちら、いくら調べても正式名称もモデルもでてこないんですが、「酔っ払い人形」とか「酔いどれ人形」なんて名前で呼ばれているようです。
というのも、この新潟店ではなく越後湯沢にあるぽんしゅ館では、この人形が酔っ払って寝ていたりするそうです(笑)
新潟店ではちゃんと仕事しているようで何よりですね!
佐渡汽船 新潟営業所(新潟県新潟市)
本州から佐渡島へ渡る佐渡汽船の新潟フェリーターミナル。
そこになぜか設置されているスーパーマリオがありました。なぜだ。
調べてみたんですが、佐渡汽船と任天堂、スーパーマリオとの関連が一切でてきません。本当になんでこんなところにマリオが…。
このオブジェ、驚くぐらい情報がないんですが、たぶん新潟デザイン専門学校で作られたものではないかとの話があります。ただし、これも本当かどうかわかりません。
ということで、全てが謎に包まれているマリオなのでした。