おはようございます!
昨日は北海道厚沢部にある無料キャンプ場での宿泊でした。
このご時世でまだ閉鎖されていない貴重なキャンプ場になります。
設備は古いですが掃除がしっかりされていて綺麗ですし、買い出しも近くにコンビニとAコープがあるのが良いですね。
ただ、直火はもちろん焚き火台を使用しての焚き火も禁止というのがあまり人気がない理由かもしれません。ガスコンロならOKみたいですが。
あと虫も多いので僕は外での調理はちょっと遠慮しようかなと思います(笑)
さて、朝はのんびり7時に起床。
その後テントの中でブログを更新してから片付けを開始です。
夜露で濡れていたので多少手間取りましたが、なんとか10時前に出発できました。
では本日は奥尻島へ向かいます!
ハートランドフェリー 江差支店(北海道檜山郡江差町)
12km移動して北海道本土と奥尻島をつなぐ唯一の航路、江差のフェリーターミナルにやってきました。小さいですね。
すぐ隣には立派なフェリーが着岸しています。
この船はまだ建造されて数年の新しいものだとか。
船名は「カランセ奥尻」とのこと。
繁忙期にはこの船が1日2往復しているそうですが、今の時期だともう奥尻→江差は朝の7時発・9時着の1便だけだそうです。
そして江差→奥尻も13時発15時着の1便のみ…。出発までまだ結構時間ありますね。
とりあえずちょっとターミナルの中をチェック。
基本的にベンチと乗船窓口があるだけですね。あとはトイレと、手作り感溢れる授乳室がすみっこにありました。
そして残念ながらコンセントは見当たりませんでした。充電できない…。
そうなると時間までこの場所に待機している必要もないですし、ちょっと周辺をぐるっと周ってこようかなと思います。
グーグルマップを見ると、フェリーターミナルのすぐ前に渡島一宮である姥神大神宮があったので少し見ていきましょう。
境内は狭いですが、手水所の奥に山車のミニチュアが飾られているのがなかなか特徴的です。
実はここ、鎌倉時代に創建されたという北海道最古の神社だそうです。
もちろん拝殿なんかは建て替えもされていますが、非常に歴史のある場所みたいですね。
御祭神は天照・天児屋根・住吉大神となっていましたが、姥神はそのどれもでもないみたいですね。もともとがアイヌ起源の節もあったりするそうで、北海道ではよく見る形態でした。
拝殿横にある小さな社が「折居社」と呼ばれていて、こちらが姥神を祀っているとか。
あとは授与所があるだけの本当に小さなシンプルな神社ですが、掃除がきちんとされていて気持ちの良い場所でした。
奥尻島への待ち時間にちょっと見ていくのに丁度いい場所かなと思います。
さて、後は江差の市街地をバイクでウロウロしていきましょう。
途中でダイソーでガスボンベの予備を購入したり、昼食用の惣菜パンを買ったりしてからフェリーターミナルに帰還。
乗船窓口の受付は12時少し前から開始され、出港1時間前の12時10分には乗船待ちで船の前に待機となります。
今日バイクで渡るのは僕一人だけみたいでした。
ハートランドフェリー(江差→奥尻)
では乗船開始です。
フェリーの中は特に目新しいものはないですね。他のフェリーとほぼ同じです。
ただ、バイクはものすっごくがっちり固定されました。なんか今日は波があるとかで。
新しいだけあって2等船室もすごく綺麗です。
コロナ対策ということで2等指定席も開放されているということでしたが、ゴロっと寝たかったのでこちらへ。
そして素晴らしいことにあちこちにコンセントが! さすが最新式!
これで充電ができます。
ということでしました(笑)
いやあ、これで島に滞在する間はなんとか持ちそうで良かったです。
そして13時10分、定刻通りに出港です。
まあ僕もフェリーの移動も慣れたもんですからね。余裕余裕と本とか読んでいたんですが。
めっちゃ揺れて酔いました。
うう…き、きもちわるい…。
とても起きていられないので横になって目を瞑って耐えるしかありません。
しかしまあ、いつのまにか寝ていて、目が覚めると到着していたのでそれほど大変ではなかったです(笑)
奥尻島(北海道奥尻郡奥尻町)
はい、では奥尻島に到着です!
これで北海道の離島3つとも制覇です。やったね!(完)
まあせっかく来たので島の中も見ていきましょう(笑)
まずはフェリーターミナルの中を確認。こちらもベンチと窓口だけですね。コンセントはありませんでした。
2階はイタリアンレストランとお土産物屋です。
そしてどーんと座しているのが奥尻島キャラクターの「うにまる」です。
このキャラ、この後も本当に奥尻島のあちこちで見かけました。
あと実はフェリーの帰りが無料になるキャンペーン(どこかの宿1泊+有料アクティビティ体験1つ)というのやっていたみたいなんですが、こちらは休止になるそうです。
フェリーの本数も1日1便ですし、もう奥尻島は観光時期ではなさそうです。その分静かでいいかもしれませんが。
さて、では今回も島の外周を走っていくことにしましょう!
本日も速度は30km/hで、のんびりのんびり進んでいきます。
走り出してすぐ、漁港の中を進んでいくと船がなんとも特徴的です。
そういえば奥尻は今の時期ちょうどイカ漁の最盛期なんですよね。
うーん、これは島にいる間にどこかで食べないとですよ。
そして外周線に戻って走り始めてすぐ、特徴的な岩が見えてきました。
鍋釣岩(北海道奥尻郡奥尻町)
フェリー乗り場から5分ぐらいに位置にあるのが、奥尻島の象徴的な奇岩、鍋釣岩です。うん、確かに鍋の取っ手に見えますね(笑)
この岩のイラスト、色々な奥尻産商品に使われているのを見かけます。
なんでも1993年の北海道南西沖地震の際に地盤が沈下し、それまでは陸続きだったのが海の中へ。
同時に頂上部が崩れてしまったので補修工事をしているそうで、既に天然の岩とは言えないようで、それがちょっと残念でした。
一応すぐ近くの砂浜までは降りられますが、横から見るとただの岩ですね(笑)
夜はライトアップもされていて、バスツアー(有料)なんかもあるとか。
タイミングが合えば夜にも見に来てみたいですね。
さて、では先へ進みます。
奥尻島の外周を走っているのは道道39号線です。基本、この道1本しかありません。
住宅とか並んでいますが、横を大型トラックが普通に通っていきますね。すれ違うのも大変な場所があちこちにありました。
うにまる公園・うにまるモニュメント(北海道奥尻郡奥尻町)
外周から少し中に入っていくと、うにまる公園という場所があります。
ここ、ドクターヘリの離着陸場の広場と、なにかボロボロの建物がありました。
使われていないみたいですが、アレは何だったんだろう?
そして道路を挟んで反対側に降りた場所に、
うにまるモニュメントというものがあります。
奥尻はキタムラサキウニの名産地ということでイメージキャラクターは先程も見たうにまる。
で、これはうにまるモニュメントだそうですが…、まあウニですね。
別の角度からも1枚。刺さると痛そうです(笑)
利尻で土産物屋をやっている漁師さんに聞いたところ、バフンウニは棘が短くてすぐにタコなどに食べられてしまうので昆布の中に隠れているのに対し、ムラサキウニは棘が長いので見える場所に沢山転がっているとか。
モニュメントの横にはタイムカプセルが埋められていたりもしました。ここにも、うにまる居ますね(笑)
この公園、無料で使えるキャンプ地でもあるようです。
バイク・車の乗り入れもOKとのこと。
仮設ですがトイレも設置されていますし、
飲用不可ですが水場もありました。
フェリー乗り場からも近いですし、島を出発する前日はここに泊まるのも良いんじゃないかなと思います。
さて、この時点で時刻は16時。
今日はここで終了しようか迷いましたが、まあもうちょっと進んでみましょう。
うにまる公園から更に奥の方に進んでいくと、奥尻島唯一の高校、そして中学校がありました。
もともと別の場所にも中学校があったようなんですが、そちらは閉校されているみたいです。
生徒数を見てみると、高校は全学年合わせて89名。
中学校はなんと全学年で29名だそうです。
奥尻島の人口は2500人ぐらいだそうなので今は比較的多いような気もしますが、問題は3年後ですね。高校生が全学年あわせて30人未満。
小学校からどれだけ上がってくるかわかりませんが、先細りは間違いなさそうでした。
さて、また外周の道にもどります。道が狭い!
この先は特に何もなかったので、海沿いの道を一気にひた走ります。
20分ほど進むとまた民家や住宅街なんかが増えてきました。
そんな市街地にあったのが、奥尻島に2つだけある小学校のうちの一つ、青苗小学校です。
北海道の学校ってだいたいフェンスとか壁とかがないので本州の方から来るとちょっとびっくりします。
青苗小学校は児童数は全学年あわせて31名だそうです。
裏手には小さいですがちゃんとしたグラウンドもありますし、体育館なんかは改築したのか新しい外壁になっていました。
この学校も、もしかしたら数年のうちに合併して閉校になる可能性があります。
新しい子供が増えない限り、いつかはやってくる未来ですね。
そして小学校のすぐ近くにあるのが、その閉鎖された中学校になります。
こちらは昭和27年から平成29年まで開校していたそうです。
現在はイベントなどで使用するため、思ったより整備されている印象でした。
入口前、屋根がしっかりしていたので雨が降ったらここで野宿もありかなと思います(笑)
またちょっとだけ走るとなにやら遺跡と書かれた看板がありました。
どれどれ、と近寄ってみると説明看板があり、
以上でした(笑)
なんだここ(笑)
青苗岬徳洋記念碑/奥尻島津波館/時空翔/青苗岬灯台/電波塔(北海道奥尻郡奥尻町)
さて、奥尻島の南端に到着です。
この辺りは色々と観光場所が集中していたので一気に見ていきました。
まず、だいぶ前から目に入っていた高い建物。なんだろうって近寄ってみたんですが。
ただの工事中の電波塔でした(笑)
たぶん、現在の島の中で一番目立つ建物がこれです(笑)
すぐ横には小さな灯台があるんですが、役目奪われてませんかね?
お次は岬の先端にあるオブジェ。
これは明治時代にこの近くで座礁したイギリスの軍艦から人員を救助した記念に建てられたものだそうです。
周辺は公園になっており、なかなか気持ちの良い場所でした。
公園の一部にあるのがこちらの津波館。
1993年の北海道南西沖地震の記録を展示しているそうです。
ただ、開館時間が17時までなので本日はもう閉まっていました。入場料もちょっと高めなので開いていても僕は見なかったかなとは思います(笑)
津波館のすぐ横にはこんなかんじの古墳みたいなものがあり、
上には時空翔という名前のオブジェが置かれていました。
このモニュメントは地震被害者の方の慰霊のために造られたそうです。
黒御影石で中央が凹んでおり、その方向に震源地があるとか。
当時の地震では地形的な問題で島すべてが津波にさらされました。
被害は甚大で奥尻島全体で死者・行方不明者は合わせて202人。
このモニュメントがある青苗地区では火災も発生し、壊滅状態だったそうです。
それからもうすぐ30年。
青苗は今、ごく普通の市街地になっています。
無縁島/ホヤ岩/モッ立岩/カブト岩(北海道奥尻郡奥尻町)
さて、島の南側を経由して今度は西側へ。日本海側に面した道路をを走っていきます。
こちら、奇石がかなり多い場所のようで、名前がついているもの、ついていないものも色々とゴロゴロしていました。
ただ、ほとんど看板とかが出ていないのがちょっと残念ですね。
島の西側ってほとんど見る場所がないのでこういうちょっとした場所もどんどん強調していったほうが良いような気がします。
しかし本当になにもないですね、この道…。
でも今日はタイミングよくこんな感じのなかなか面白い景色が撮れたのは良かったです。
奇岩としても佐渡ヶ島とかに比べると一歩及ばずといったところなので、全国回ってから来るとちょっと物足りない感じはあるかなとは思いました。
北追岬公園キャンプ場(北海道奥尻郡奥尻町)
さて、時刻は17時半。
奥尻島の西端にある北追岬にやってきました。
そしてこちら、この芝生が無料キャンプ場として利用できるそうなので、本日はここに宿泊することにしましょう。
トイレもボロボロですが意外なことに掃除はしっかりされていました。
水場もちゃんと出ます。
ただ、おそらく水道水だとは思うんですが飲用できるか不明だったので洗い物に使うぐらいにしておこうと思います。
テントサイトの奥、すぐに岬の先端なんですが
なんかオブジェがぽつんと置いてあるだけでした。
ただ、景色はすっごいです。
こんなところでキャンプできる機会、なかなか無いと思いますよ!
しかし、ちょっと風が強いのが難点ですね。
とりあえず乗り入れOKみたいでしたのでバイクを風よけにしてテントを建てます。
さらにそのテントを風よけにして机と椅子をセット!
では暗くなる前に夕食を食べてしまいましょう。
本日はパスタです!
まずこちらを半分に折ってフライパンに入れ、そこに水を…水を……水がねぇ!?
しまった、水を補給してくるの忘れていました。
ここの水道のものはちょっと使いたくないですし…どうしましょうか…
・・・・・・・・。
ヨシッ!
では調味料を入れていきましょう。
唐辛子にガーリック、塩コショウに鶏ガラスープ、味の素を入れて、
そこに乾燥ネギを追加!
あとは水分が無くなるまで火にかけながらぐるぐる混ぜて、
最後にオリーブオイルを絡めたら完成!
ほうじネーギオ・オーリオです。
お酒は残っていた赤ワインでいただきます。
で、味の方ですが…お、意外と美味いぞ!?
ほうじちゃの香りがするのも割といいかんじです。ネギはもっと多めでも良かったかな。まあ、乾燥品だけでこの味が出るなら十分でしょう!
そして水平線に沈む赤を眺めつつ本日は終了です。
完全に暗くなったところでテントに潜りました。
今日はかなり奥尻島を満喫していました。ブログ長いよ!
しかしもうほとんど見る場所ないんですよね…あとちょっと北側数カ所まわるだけなので、2~3時間で奥尻観光は終了となりそうです。なんかもったいないですが。
明日はそんなわけでゆっくりスタートでのんびり観光、早めに宿泊地にはいっていこうかなと思います。
では本日は以上でした!
おやすみなさい!
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移動距離
日の移動距離 …… 121km
累計移動距離 ……… 11305km
経費精算
20210828 | 食費 | 朝食 バタピー | ¥0 | ||
昼食 惣菜パン✕2 | ¥172 | ||||
夕食 ネーギオオーリオ・赤ワイン | ¥0 | ||||
合計 | ¥172 | ||||
消耗品 | ガスボンベ | ¥110 | |||
交通費 | フェリー代(江差→奥尻) | ¥6,060 | |||
日計 | ¥6,342 | ||||
8月計 | ¥52,907 | ||||
総合計 | ¥191,298 |