実際に日本一周で現地に行って食べたら本当に美味しかったもの、ついにラストです。
最後は日本の南端、沖縄です!
僕は今まで沖縄にだけは行ったことが無かったんですが、すっごくいいところでした。
一度も沖縄に行ったことがないなんて、人生の半分は損している! …とまでは言いませんが(笑)、でも冬の間は沖縄に引きこもってもいいなぁ、なんて考えるぐらいはあるかもしれません。
まあ、そんな沖縄でも色々と食べてきたので、その中で良かった場所をピックアップして紹介していきたいと思います。
ではどうぞ!
- 沖縄 -
コザ麦酒工房(沖縄県沖縄市)
まずは沖縄市からスタートです。
僕は沖縄市でゲストハウスを1週間借りてそこを起点に色々と見て周っていたんですが、歩いて行ける近場にもいい店が沢山ありました。
その中の一つ、コザ麦酒工房さんは沖縄でも珍しいクラフトビールの専門店です。
こじんまりとした店内ですが、小さなパブ的な入るだけでわくわくするようなお店でした。
置いてあるビールはそのまま、沖縄のコザ地区にあるブルワリーさんで醸造されたクラフトビールをメインで置いているんですが、これがまた安い!
中ジョッキで出てくるのに500~600円代と、普通の生ビールみたいな値段で提供されていました。
もちろん味も素晴らしく、僕は4杯も飲んでしまいました(笑)
おつまみの方もかなりレベルが高く、豚足や島ラッキョウなど沖縄名物が手ごろな価格で、そしてビールに合う味で提供されます。写真はレバーの黒酢炒めですね。美味かった…!
沖縄というと皆さん那覇地区をメインとする旅が多いようですが、沖縄市もすごくいいところでしたし、沖縄市に宿泊する酒飲みなら是非一度は行ってみてほしい場所だと思います!
りんりん(沖縄県沖縄市)
お次はもう1件、沖縄市から。
こちらも宿泊したゲストハウスから徒歩で行ける距離にある一番商店街の中にあるお店です。
沖縄というと千ベロ(1000円でお酒3杯+1つまみ)というのがどこのお店でも流行っているんですが、このお店ではやっていません。
というかですね、千ベロって確かに悪くないとは思うんですが、出てくるビールは発泡酒だし、お酒はあんまりおいしいの置いてないし…若いころならそれでも良かったんですが、やっぱりせっかく飲むなら美味しいの飲みたいじゃないですか?
そうなると、千ベロってあんまり魅力感じないんですよね(沖縄滞在中に何回か行きましたが(笑))
まあ、そんなわけで千ベロをやっていないこのお店は、若い人はあんまり来ません。
その分、ほどほどに賑やかではあるけど騒がしくはない、というなかなか素晴らしい環境だったりします。
その上、出てくる料理がまたうまい! そしてものすごいボリューム(笑)
最初の写真はグルクンというスズキ目タカサゴ科の魚の天ぷらなんですが、これなんと、500円です…。え?
で、次の刺身ですが、これマグロです。皿の上にたっぷり載ってきていますね。
これ、500円です。 ……え?
千ベロとかそんなの目じゃないですよ!
2品頼んだら完全にお腹いっぱいです。圧倒的コストパフォーマンス!
そして沖縄と言えば泡盛! そして古酒!
どちらも非常に沢山の種類が置いてあり、飲み比べを楽しめます。何種類飲んだかはっきり覚えていません(笑)
本当にすごくいいお店で、常連さんも多いようでお客さんとの交流も、お店の人も気さくで面白い人ばっかりで、とんでもなく楽しい夜でした。
沖縄市に行ったら行かなきゃ本当に損だと思いますよ!
御食事処なーはー屋(沖縄県国頭郡今帰仁村)
そば(大)(550円)
はい、次は沖縄そばです。
沖縄そばってそば粉使ってないんですよね、小麦粉のみ。まあ、中華そばとかもあるし、変ではないんですが。
で、上に豚のスペアリブであるソーキが乗ったのがソーキそばとなるそうです。
ダシは豚骨と鰹節を使ったものが基本とのこと。全国旅してまわりましたが、似たようなものは他の地区ではちょっと見なかったと思います。
まあ、そんな沖縄そば。すっごく楽しみにしていたので、あちこちで食べ歩きました。
で、沖縄の北側方面で一番美味しかったお店がこちらのなーはー屋さんです!
このお店、ぜんっぜん有名じゃありません(笑)
どこにでもある町の食堂ですね。おしゃれでもないですし、かなりぼろいですし(笑)
観光客はほとんど来ないみたいです。しかし、お昼になると地元の人でいっぱいになる、そんなお店でした。
そしてこの沖縄そば!
上に3枚肉が乗っているので3枚肉そばになりますが、ダシの味が絶妙過ぎました。
実は初沖縄そばがこちらのお店で、ものすごく期待度が上がっている状態だったんですが…そこを超えていきました!
なので、この後の沖縄そばの評価がすごく厳しくなったのはこのお店のせいです(笑)
おいしい沖縄そばを食べたい! という方は是非、一度騙されたと思って行ってみてほしいかなと思います。
新山そば(沖縄県名護市)
そば定食(850円)
さて、沖縄そばでもう1件。
こちらは、沖縄の南側で僕が一番おいしいと思ったお店になります。
南側は有名店を含めて激戦区なんですが、こちらの新山そばさんもかなり有名ですね。
僕が食べに行ったとき、なんとテレビの取材がちょうど入っていました。
お店はちょっと古いけど広い食堂で、食券機で購入する方式です。
注文したのは、そば定食というのもので、ソーキ・三枚肉・てびちが1つずつ乗っているそばにプラスして、マグロの刺身と沖縄独特の炊き込みご飯であるジューシーのセットです。
これで850円は安いですね。
そして味ですが、これがまた最高でした。
肉はとろっとろで、てびちの骨がぽろっと取れます。
そしてダシも絶妙で、しょっぱくないのに濃く感じるちょうどいいレベル。
もうね。一気に食べてしまいましたよ。美味い!
量も多くてこれで満腹、満足度すごかったです。
沖縄南側の地区、有名店が沢山ありますが、僕の一押しは間違いなくこちらのお店になります。
お店選びに迷われたら、参考にしてみてください!
紅さんご(沖縄県名護市)
さて最後はちょっと変わって、名護市から。
沖縄ってどこのお店行っても、日本酒ってほとんど置いてないんですよね。
で、旅中にお会いした日本の酒蔵を自転車で周っているチャリダーのカイリさんと沖縄で再開して、一緒に日本酒を飲めるお店を探した結果、こちらのお店にたどり着きました(笑)
お店はもうなんていうか、高級感溢れすぎていて、僕たち場違いすぎるよね…ってなります(汗)
重厚感あふれる扉から始まり、カウンターに10席ほどあるだけのお店です。これは財布の危機。
しかし、最初の突き出しで出てきたものから、もう日本酒に合うものばかり!
置いてある日本酒も美味しいものばかりで、ぐい飲みはなんと琉球ガラスでした。
当初、少しだけ飲んですぐに帰ろう、なんて話をしていましたが…うん、駄目でした(笑)
美味くて居心地も良くて、ついつい追加注文してしまいました。財布は死にました。
あ、でも、そこまで値段高くなかったんですよ。
店構えからいって、だいぶ覚悟はしていたんですが、安い居酒屋に比べるとちょっと高いかな? ぐらいのレベルで内装の割には安く感じるレベルでしたね。
まあ、そのせいでついつい追加注文してしまったわけですが(笑)
沖縄の泡盛もオリオンビールも古酒もなんでも美味しいんですが、でもなんかちょっと日本酒飲みたいな…なんて気分になってもお店が無いんですよね。
そんな時、このお店がおすすめです。ちょっとだけ予算多めに持って、是非行ってみてください!
以上、飯テロ沖縄編でした!
そして日本飯テロ紀行は今回でひとまず終了です。
皆様の食欲を刺激できたのなら幸いです。お付き合いありがとうございました!