36日目 乗っ取りじゃないか!!

おはようございます!

昨日は岡山から広島に入った場所にある道の駅での宿泊でした。

隣がスーパーで買い出しもしやすく、奥まった場所に屋根があったのでなかなか快適に過ごせましたね。

屋根がある場所に机と椅子が常設されているものよかったです。作業しやすかったので、今日はサクサクと書き終えることができました!

さて、作業後1時間ぐらいのんびりしていたので本日の出発は10時少し手前となります。

台風が熱帯低気圧に変わった影響なのか、天候が不安定なので空に注意を払いながら進んでいきましょう。(フラグ)

帝釈峡(広島県庄原市)

まずやってきたのは日本百景の一つでもある帝釈峡です。

全長18kmにも及ぶ渓谷だそうですが、今回は一番の見物どころと言われている「雄橋(おんばし)」を見に行こうと思います。

なお、ハイシーズンの休日なんかは駐車にお金がかかるみたいですが(車400円・バイク100円)、今日みたいな平日ガラガラな日だと必要ないようですね。助かります。

雄橋までは片道1kmちょっと、20分ほどみたいです。

しかしもう最初から景色が素晴らしく、これはあっという間に着いてしまいそう。

200mほど進むと、帝釈峡の代表的な鍾乳洞である白雲洞がありました。

こちらもせっかくなので寄っていくことに…

さて、そのまま道を歩き続けて行きますが、緑が鮮やかで写真撮影が捗りますね。

川では釣りをしている人なんかもいましたが、観光に来ている方は数組しか見かけませんでした。

静かで気持ちいいですね。虫がちょっとうざいですが。

はい、そして雄橋に到着です。でかい!

全長90m・幅18m・厚さ24m・川底からの高さ40mとのことですが、写真だと迫力が伝わらないのが残念です。

天然の石灰岩でできた岩橋は世界でも類を見ないそうで、国の天然記念物にも登録されているとか。

その昔には実際に橋としても利用されていたそうです。

これはちょっと写真だとわかりにくいタイプの観光地です。是非自分の目で見てみてください。

帰り道、なんと臨時休業の札が無くなっていました!

これは寄っていかねば。

入場料は300円と鍾乳洞の割には安いですね。

中は少しだけ階段を登るとあとはほぼ水平で地面は板張りで歩きやすく、普通の靴でも問題ないです。

すごく広い空間なども無く、迫力的にはそれほどでもないですし、ライトアップも単色なのでそこまで感動するほどではないですが「思ったよりも良かった」という感じですね。

鍾乳洞なので気温は低く涼しいですし、10分ほどで往復できるぐらいなので雄橋まで行って汗をかいたあとに寄るにはちょうどいい場所かなと思います。

道の駅 リストアステーション(広島県庄原市)

さて、帝釈峡を出発して5分でゲリラ豪雨にあってビシャビシャの状態で道の駅に到着しました。さむい。

こちらの道の駅はなんというか…こじんまりというか、規模極小というか。これだけです。

特に気になるものもないですし、

外にあるレストランも閉まっていますし、車中泊禁止の張り紙もされていますし…。

下手したら数年後には無くなっていそうなかんじでした。

道の駅 さんわ182ステーション(広島県神石郡神石高原町)

次の道の駅は一転して大盛況です。

敷地も広く、上の写真で写っている物産の建物以外にも食堂やフードコート、コンビニなんかも入っていますね。

物産も非常に広くて綺麗です。やる気が違います。

気になったのは地元ので最近になって作られはじめたという「浄酎」というお酒。

ジャンルとしては日本酒の熟成酒になるそうです。

ちょっとお高いですが、一度は飲んでみたいなと思います。

尾道ラーメン 一丁(広島県福山市)

一気に南下して福山市の市街地に。

駅南のごちゃごちゃっとしたビルと商店の間にある「一丁」さんは尾道ラーメンで有名ということで来てみました。

時刻はもう14時近くなのに店内はほぼ満席ですね。

カウンターのみで20席ぐらいかな?

食券を買って席につくと、隣とはクリアボードで区切られていますがちょっと狭いぐらいです。前が壁じゃないので一蘭よりは圧迫感は無かったです。

はい、そしてこちらがラーメン(690円)になります。

他のお客さんはほとんど唐揚げ定食(ラーメン+ご飯+唐揚げ)か日替わり定食だったんですが、僕は今回はあえて単体で。

具はシンプルに薄いチャーシュー2枚にシナチクにネギのみです。

実はこの店、事前に評価を見ていたところ「普通」っていうコメントと「うまい」っていうコメントが半々ぐらいだったんで少し不安になっていましたが…。

とりあえずスープを一口。

…うまい。これ、うん、なるほど。

同じく麺を一啜り。

ああ、うん。なるほどなー!

えっとですね、すごくわかりやすく言うと「美味しい醤油ラーメン」というものを想像してみてください。その味です。

癖や臭みなどの特徴がほぼなく、シンプルに極まった醤油スープ。旨味はすごい、たぶん鶏ガラ、でも主張は全然無いです。

多少混ざった脂身が特徴といえば特徴ですが、それもクドくなるほどでもないのであっさりスープに馴染んでいますね。

ストレート麺もちょうどいい、まさに中道。

総合するとこれ「普通にすごく美味しい」としか言いようがないです。

ごく普通に毎日食べられるラーメンじゃないかなと思います。これは人気になるのもわかるなぁ。

今回もついスープを全部飲みきって完食です。ああ、塩分が…。

美味しいラーメンだと気がついたら無くなっているんですよね。気をつけましょう。

何はともあれ、ごちそうさまでした! 美味しいラーメンでした!

素盞嗚神社(広島県福山市)

本日は備後国一ノ宮を2箇所まわっていきます。

まず1つめがこちらの素盞嗚神社ですね。

鳥居をくぐって進むとまず随神門、

で、その先に境内が広がっているんでうがなんというか、公園っぽいかんじです。

子供用の遊具とか置いてあったり、非常に身近な場所に見えました。

正面にある神楽殿には神輿が3つほど置かれています。

で、横を見るとなにやら工事作業中…。

どうやら7月にある祇園祭の準備中のようでした。

なんでもこの神社が祇園祭発祥だとかなんとか。

拝殿を見ると、かなりお寺っぽい感じです。

御祭神はもちろんスサノオ。もともとは別の神社に牛頭天王(仏教系)を勸請、その後神仏分離で素盞嗚神社に改めたという話です。乗っ取りじゃないか。

本堂は入母屋造。どちらかというとお寺とかに多い形ですね。

で、横にあった蘇民神社と疱瘡神社。こっちが先にあったと思われるそうです。やっぱり乗っ取りじゃないか…。

なお、蘇民神社はよく神社で見かける「茅の輪くぐり」の発祥のようです。そっちの功績も乗っ取られている気がしますね。

神社としてはそこそこの広さですが、あまり格式張っておらず妙にほっこりする印象の場所でした。こういうのもいいですね。

で、次への移動中にゲリラ豪雨再び。スサノオぅ!(暴風雨の神という説アリ)

まあ今回は空を気にしてたので、強く降ってくる前に屋根のある場所に避難できましたが。危ない危ない。

吉備津神社(広島県福山市)

さて、ゲリラが通り過ぎたところで備後国一ノ宮2つ目の吉備津神社へ。

同名の神社が岡山市にあって、そちらは備中国一ノ宮で非常に有名ですね。

こっちも知名度は地元では高いようで、「一宮(いっきゅう)さん」なんて呼ばれ方をしているようです。慌てない慌てない。

御祭神の吉備津彦命が桃太郎のモチーフになったという説もあるということで、やっぱりこんな象も置いてあったりしました。

しかしこの神社は本当に広いです。

鳥居をくぐった先には広い駐車場や民家があり、その先に階段。山肌に複数の神社がまとまっていました。

階段を登った先にある随神門。

この神社、随神門が上と下の2箇所あります。

これについても逸話があって、神無月に出雲に神様が集まっている際、吉備津彦命だけがやってこなかったので迎えに来た二人の神様が歓待され、そのまま部下に収まったので門が増えたとかなんとか。いや、おつかいちゃんとしましょうよ。

で、その先の神楽殿。

なんかきれいに飾り付けされていましたけど、これはよくわからなかったです。

その向こうになぜか小さな拝殿(?)があって、その先がまた階段。

で、真新しい拝殿があって、その先にまた階段。階段多いです。

そしてやっとこちらが本殿になります。

日光とかでよく見た形式の真っ赤な社ですね。

400年ぐらい前に作られたそうで、国の重要文化財でもあるそうです。かっこいい。

そしてこの更に奥にはまだまだ社が沢山あり、全部回るのが本当に大変でした。

もし参拝に行こうと思っている方がいましたら、足腰に結構ダメージがありますので覚悟して行くようにしてください。

そして今、この文章を書くために調べていたところ、実は吉備津神社は元々、退治された方の鬼(とされているおそらく鉄製を伝えた渡来人)が祀らえて居たんじゃないかという話です。

つまり…乗っ取りじゃないか!!

広島はそんなところみたいです。じゃけんのう。

さてその後、神社を出て次の場所に向かいます。

途中、また雨が降ってきたので避難したんですが…

また倒れました。

そしてまた折れました。

えぇ…。

ちょっと足場が悪かったようです。油断しました。

最近は停めた後にバイクを揺らして倒れるか試してから離れるようにしていたんですが、今回は忘れてたんですよ。

うーん、とりあえず次のオイル交換時にまたこれは叩いて直してもらうことにしてとりあえず、

100円ショップで鉄板を購入。

今後は停めるときはこれをサイドスタンドプレートにして敷いておくことにします。

毎回置くのは面倒なので、できればスタンド側に固定するプレートが欲しいところですね。

道の駅 びんご府中(広島県府中市)

さて、雨が上がったので次の道の駅へ。

しかしこちらは17時で閉店していました。雨さえなければ…。

この道の駅、たぶん全国で一番市街地の中です。隣がショッピングモールで、反対側が電車の駅ですね。バスのターミナルにもなっています。

真新しく、屋根もありますし、営業時間中はかなり混み合いそうですね。

というか、バスターミナルと駅の間にあるので普通に通行する人が多いです。

これはちょっと宿泊難しいかなぁ…。

時刻がそろそろ18時近いですが、次の道の駅まで足を伸ばしてみましょう。40分ぐらいかかるんですが。

道の駅 世羅(広島県世羅郡世羅町)

で、やってきたこちらの道の駅もちょっと新し目ですね。

駐車場は広くトラックも多いですし、バス停もあったりしますが屋根もあるし、まあ今日はここでいいかな?

ということで、買い出しへ。

近くにコンビニ、2kmぐらいの場所に地場スーパーやドラッグストア、5kmぐらいにマックスバリュがあるので買い出しは便利ですね。

最初地場スーパーに行ったんですが惣菜がほぼ売り切れだったのでマックスバリュまで移動。

本日はおにぎり弁当に唐揚げに唐揚げ(塩)です。カラアゲッ!

お酒はゴールドスタート本麒麟にしてみました。

あとはのんびり飲んで、21時にテントを張って本日は終了。なんか今日は沢山頑張った気がします。

雨が断続的に降ったり止んだりで大変でしたが、暑さをカバーしてくれたのでまあ良かったですね。

さて、そして明日ですがついにしまなみ海道に突入します! ここまで長かった!

5年ぶりとなりしまなみ海道、本当に楽しみです。

では本日は以上でした。

おやすみなさい!

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移動距離

本日の移動距離 …… 159km

累計移動距離 ……… 3785km

経費精算

20220706 食費 朝食 おにぎり✕2 ¥0  
昼食 一丁 ラーメン ¥690  
夕食 おにぎりセット・塩唐揚げ・唐揚げ・ゴールドスター・本麒麟・水・クリームパン ¥874  
  合計 ¥1,564
消耗品費 セリア 鉄プレート ¥110    
交通費 ガソリン代 ¥605    
観光費 白雲堂 ¥300    
  日計 ¥2,579
  7月計 ¥21,579
  総合計 ¥105,501

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