【静村百景】とは
私、静村が実際に日本全国を旅して見て周った中で、
「ここは本当に良かった!」と全力でおススメできる、厳選された観光地になります。
ただし、季節や天候などの、見に行った時の条件でも差が激しいので、
あくまでも「私が見に行ったタイミングでは」良かった場所ということをご了承ください。
(※一応予防線を引いておく)
では、今回ご紹介するのはこちら。
仏ヶ浦(青森県佐井村)
青森県の下北半島の端。
本州最北端の大間崎からでも、電車で行ける最後の都市であるむつ市からでも、車で1時間以上もかかるとんでもない僻地に、こちらの仏ヶ浦があります。
無料駐車場があるんですが、そこから浦までは15分以上山道を歩く必要があります。
高低差が凄くあるため、ほとんどが階段です。
高低差は100m。足に自信がある人以外は、絶対にやめておいた方がいいです。ほんと、帰りにものすごく後悔しました(笑)
近くの港から往復2500円で観光定期船が出ていますので、そちらで行くことをお勧めします。
まあ行きは下りなのでかなり楽に浜まで下りられるんですが。
で、到着後の景色がこれ。
世界が違う。
なんというかもう、言葉が出ませんでした。
断言して言いましょう。
日本中の海岸線走りましたが、こんな場所は他に一切無いです。
他の惑星にでも降り立ったのかと思いました。
奇岩で有名な場所は数あれど、未知というか…SF映画にでも出てきそう、なんて感想を持ったのはここだけです。
時間帯によって、潮の満ち引きで奥の方にも行けるんですが、見たことのないような形の岩ばかりでした。
一体何がどうして、こんな形になったのか…。
この辺りの岩は緑色凝灰岩というそうで、かなり脆いとのこと。
そのためもあって、波に侵食されて色々な形になっているそうです。
こんな鋭利な形の岩もあったりしますが、たぶんこの岩もいつか削られて無くなってしまうんでしょうね(何百年先かわかりませんが)
海と空と岩のコントラストも素晴らしく、別の世界に迷い込んだ感がすごかったです。
本当に不思議な場所でした。
帰り道は徒歩だと本当に辛かったです。
高低差100mということは、マンションでだいたい30階分です。そりゃ大変ですよ(涙)
最後の写真は、少し進んだ先から見下ろしてみたものです。
不思議なことに、この極一部だけがあんな風景になっているようでした。
ここは奇岩がどうこうというよりは、それを含めた風景が驚きの場所でした。
行くのは大変ですが、間違いなくその価値はあると断言できますよ!
あとついでに、ここまで来たら同じ佐井村にある「ぬいどう食堂」でウニ丼を食べていくのがおすすめです(笑)
以上、静村百景 ”仏ヶ浦” でした。