おはようございます!
昨日は奈良県の市街地にある新しい道の駅での宿泊でした。
テントを張れそうな場所が少し人目につく場所だったので心配でしたが、特に問題もなく朝を迎えることが出来ました。
昨日は本当にギリギリでしたからね。倒れるように眠って、起きたら朝でした(笑)
しかし7時間きっちり寝ましたが、まだ眠いです。やっぱりどこかで一日のんびりしたいところですが、この辺りだと良さそうな無料キャンプ場とか無いんですよねぇ…。
関西方面に入ったら急に旅がしにくくなった気がします。そりゃ旅人は北や南に行きますね、これだと。
さて、本日もブログを書いていたらこんな時間に。
まったくもって遅い出発となりましたが、今日は近場の観光なんかをしていこうと思います。
奈良は見たい場所が沢山あるんですよね!
では、のんびり行ってみましょう。
石神神宮(奈良県天理市)
奈良は有名所の神社が多いので、しばらくは神社攻めが続くと思います。
こちらの石上神宮はほぼ日本最古と言っても過言ではない歴史ある神社で、日本書紀に名前が書かれている神宮は伊勢神宮とこの石神神宮だけだとか。
立派な鳥居に書かれているのは「布都御魂大神」の文字。
数ある神社の中でも非常に珍しいことに、こちらの神社で祀られているのは「神様」ではなく、剣である「フツノミタマ」に宿る神霊とのこと。
そのまま進んでいくと、まず鶏の襲撃に合います(笑)
入ってすぐの休憩所では多くの鶏がたむろしています。約30匹もいるとか。
なんで鶏なの? って思ったらちゃんと説明がありました。
アマテラスが天岩戸に籠もった際、出てきた時に鳥の声がして日が昇った、という伝説のため鶏を霊鳥としているそうです。
でも放し飼いにしている理由とかは特に無かったです。あれですかね、奈良公園も鹿を放し飼いですし、似たようなものですかね。
さて、そのすぐ先にある楼門ですが、こちらは現在工事中でした。
国指定の重要文化財です。
そして拝殿。
鎌倉時代につくられたものだそうで、こちらは国宝とのこと。
フツノミタマはタケミカヅチ・フツヌシが葦原中国平定の際に使ったとされる剣だそうで、一節によるとスサノオがヤマタノオロチを斬った十握剣も実はフツノミタマだったとかなんとか。
大和朝廷時代にはこの場所が武器庫と使われていた可能性があるそうで、とにかく剣について縁深い場所となっています。
漫画やゲームでよく見る「七支刀」もこの神社のものですし(国宝)、「天羽々斬」なんかはこちらの禁足地から出土したものだとか。
そして非常に面白いことに、この神社は本来、本殿がなかったそうです。
明治時代に神宝を収めるために本殿を建てましたが、それ以前は布都御魂剣や天羽々斬が出土した禁足地を聖地として祀っていただけだったそうです。
すぐ横に摂社がまとめられているんですが、こちらのうちいくつかは草薙の剣の神霊を祀っていたりと、本当に剣がメインの神社です。
敷地はあまり広くなくささっと周れる広さですが、他の神社とは違う一種独特の場所で非常に面白く見ることが出来ました。
ちょっと神社周りすぎて食傷気味になっていたので、こういう一風変わった場所というのはなかなか良かったですね。
まあ、普通に見るだけだとただの神社とあまり変わらないので、ちょっと調べてから行くと面白いかなと思います。
春日大社(奈良県奈良市)
さて、お次は今回の旅での奈良観光のメインになります。
前々から来たかった春日大社! 中学生の時の修学旅行で奈良公園は来ましたが、なぜか春日大社は見てないんですよね。たぶん時間の都合で。
こちら周辺に有料の駐車場は多いんですが、おそらく無料でバイクを停められるのは写真のこの場所だけかと。すぐ横で鹿が寝そべっているような場所です。
そしてこれが野生を忘れた鹿です。
奈良公園はなんでこんなに鹿がいるのか、ずっと疑問にも思わないでそういうものだと考えていたんですが、最近になってやっと理解しました。春日大社があるからなんですね。
なんで春日大社があると鹿なのか、は行ってみるとわかります。
駐車場から奈良公園内を歩いていくと、春日大社の参道に到着します。
ここから更に1kmあります。広い…。
途中に売店なんかもでているんですが、しかせんべいを売っているお店の周りには大量の鹿がたむろしています。こいつらわかってやがる…!
そして鳥居へ。
朱塗りの非常に鳥居らしい鳥居とでも言いましょうか、鳥居を想像するときに最初に浮かぶようなスタンダードな形です。
鳥居を抜けると過ぎに手水所があります。
そして、その上にいました。鹿です。
そこから先にはまだ距離があり、石灯籠が並ぶ参道を進んでいきます。
で、なぜ鹿なのか。
それはこちらの春日大社の御祭神がタケミカヅチだったからになります。
先日の立木神社でも書きましたが、タケミカヅチの神使は鹿です。
つまり、この公園内であちこちで草食ってる鹿は全部神様の使いなんです。そりゃふてぶてしくもなりますね。
神社もかなり独特な作りをしており、この門も楼門ではなく南門と呼ばれています。
ぐるっと壁に囲まれた敷地なので、神社というよりは砦とかそんなイメージです。
入ってすぐに見える建物、こちらが幣殿になります。
通常、幣殿は拝殿と本殿を繋ぐ場所にあるんですが、春日大社には拝殿がありません。
なので参拝はこちらの幣殿でおこなうとのこと。イレギュラー過ぎる…。
そして更に奥を見るには特別参拝として500円支払う必要があるそうです。
まあ、ここは前々から見たかったですし、気持ちよくお支払いして中へ進みます。
入った先にあるのは中門。これも門です。
本殿はこの先にあるんですが、進めるのはココまでですね。
春日大社の本殿は4つ。春日造と呼ばれていて、僕の見たイメージとしては古代の住居(弥生時代とかの藁葺の家)とお寺の構造をミックスしたような感じです。
4つの本殿は全て国宝で、それぞれにタケミカヅチ・フツヌシ・アメノコヤネ・ヒメガミがそれぞれ祀られています。
これは春日大社を建立したのが藤原不比等(社説だと孫の藤原永手になっている)が、藤原氏の氏神であるタケミカヅチ(鹿島神)と、セットでフツヌシ(香取神)を。あとは藤原氏の祖神であるアメノコヤネとその妻であるヒメガミをまとめて祀っただめだそうです。
つまり、春日大社は藤原氏に寄る藤原氏のための神社だったわけですね。へー。
あ、ちなみに藤原不比等は藤原鎌足の子で、かぐや姫に出てくる求婚した5人の皇子の一人「蓬莱の玉の枝」を持ってくるように言われた人物のモデルじゃないかと言われているそうです。へーへー。
奥は順路が決まっていて、中門で参拝したあとは釣燈籠が並ぶ場所を進んでいきます。
春日大社は燈籠を奉納することができるそうで、釣燈籠だけで1000基、石灯籠2000基の合計3000基もあるとか。日本で一番燈籠が多い神社だそうです。
歴史ある神社なので、数多くの有名人が奉納しているようで、ざっと見ただけでも徳川綱吉とか直江兼続とか、なんか見たことある名前があちこちに…。
これ一個ずつ名前確認しているだけでも面白いですが、時間がかかりすぎますね(笑)
順路どおり進むと次は御蓋山浮雲峰遙拝所。
これは御蓋山がタケミカヅチが降り立った場所ということで禁足地になっており、ここが一番近づける場所なんだとか。
そして中門の前を再度通り過ぎて裏手へ。
こちらに摂社などがいくつか並んでいますが、ここからだと4つの本宮が裏側からだけど見ることができるます。
こんなかんじですね。かなりに見くいですが(笑)
その先には8月に行われている「万燈籠」を再現している藤浪之屋があり、暗室に灯された燈籠の間を通ることが出来ました。
後はグルっと回って、幣殿の横から出て特別参拝は終了となります。
春日大社はその広い敷地に摂社や末社が数多くあるため、十五社参りとか九社参りとか名前がついたお社巡りがありました。
御札とか奉納していく形みたいなんですが、僕は単純に見て回っただけなので詳細は不明ですが(笑)
とりあえず敷地内にある社は全部回ったと思いますが、本当に時間がかかりました。たぶん2時間以上歩きっぱなしだったと思います。疲れた…。
しかし来れて良かったです。かなり楽しめました!
東大寺(奈良県奈良市)
さて、春日大社から今度はすぐ横にある東大寺へ。こちらも有名ですね。
参道を進んでいくとある南大門は国宝になります。でかい。
門に配置されている阿形・吽形の木製金剛力士像。こちらも国宝。国宝のオンパレードです。
先に進むと中門があり、この先は有料となります。
門の隙間からこの先にある大仏殿を見ることが出来ました。こちらもでかいです。
どうもこの建物も奥にある大仏もその周辺も国宝だらけとのこと。
ただ、何度か焼失しているそうで建物は江戸時代のもの。大仏も足などの一部が当初のもので、胴体は中世、顔は江戸時代のものだとか。
僕はあまり興味がなかったので中まで入っておらず、写真はありません。
つまりまあ、『この先は君の
奈良県庁展望台(奈良県奈良市)
東大寺のすぐ横にある奈良県庁なんですが、こちらも一般開放されている展望台があると聞いたのとでちょっと寄ってみることに。
エレベーターで最上階まで登り、そこからさらに階段をあがっていくとこんなかんじの展望フロアに到着しました。
全然人が来ない場所のようで、ベンチではなんかおっさんが寝てました(笑)
で、こちらが展望です。
周辺が文化財だらけの場所なので、景色も一味違いますね。
全方向見ることができるんですが、この写真だと興福寺の五重塔が見えていますね。
興福寺のほうも国宝の仏像など文化財が多いですし、春日大社などと含めて包括世界遺産の一要素の場所なので観光客も多いようです。
僕は行きませんでしたが、この辺りの観光をするならセットで行くといいんじゃないかなと思います。
平城京跡(奈良県奈良市)
さて、本日の観光ラストは、古都・平城京の内裏後です。
現在は広い公園になっており、南側の朱雀門周辺が朱雀門ひろばとして整備されていました。
朱雀門は1998年に復元されたとのこと。
平城京の正門にあたるそうです。
門の向こうにメインストリートが広がっていたそうですが、現在は公園ですね。
ただ、現在復元計画が行われているそうで、工事中のようでした。
敷地内は電車の線路が通っていたりするんですが、とにかく広大です。
端の方に博物館もあったりするんですが、朱雀門からだと2kmあるそうです。徒歩だとかなり辛いです。レンタル自転車とかあればいいのにな、なんて思いました。
朱雀門広場にはいくつか建物があるんですが、こちらはいざないの館。
無料で入ることができる博物館になるんですが、メインはパネル展示に、
平城京のミニチュア再現とかでしょうか。
ちょっと無料とは思えないぐらいしっかりした場所だったので、ここは是非寄ってみることをおすすめします。
広場は他に復元した遣唐使船に乗ったり出来ますし、関連商品のお土産屋があったりカフェがあったりとなかなかの充実具合です。
スタッフもあちこちに居ますし、だいぶ力を入れている場所なんじゃないかと思います。
しかし、今日はどう見ても観光客よりスタッフの人数のほうが多かったです(汗)
日付や時間帯もあると思いますが、なんとかこう、もうちょっと目玉がほしい場所なのかなと思いました。
道の駅 大和路へぐり(奈良県生駒郡平群町)
さて、本日の宿泊場所を探して道の駅にやって来ました。
今日は非常によく歩きましたし、膝が痛くなってきたのでさっさと休みたいところですがここはどうでしょうか。
お店の方は17時に閉店してしまっていたので、とりあえず周辺を見て歩いていたんですが…あれ、なんか見覚えあるぞここ。
2年前、日本一周開始14日目で宿泊した場所でした!
夜暗くなってから来て、朝早く出発しただけの場所ですが、なんとなく覚えているものですね! 驚きでした。
当時はまだ旅に出たばかりで宿泊ポイントも全然わかっていなかったので変な場所にテントを張っていましたが、今見てみると凄くいい場所がいくつかあります。成長を感じますね!
裏側が線路ですが建物を挟むので音はそれほどでもないですし、すぐ横にコンビニ、500mの位置にザ・ビッグがあります。
なんだこの優良立地! 素晴らしい場所でした。ここなら雨の日でも待機が楽そうです。
そんなわけで宿泊が決定したので買い出しへ。本当に近くて助かります。
今日は油淋鶏風唐揚げとチキンステーキ、ウインナーにツナサンドで本麒麟となります。
ザ・ビッグは本当に安いなぁ…。
昼間は歩いて汗をかいたのでビールが美味しいですね。夜になるとちょっと肌寒いぐらいになりましたが、寝やすい温度なのも嬉しいところです。
そして人も全然いないので20時ぐらいにはテントを張って入り、本日は終了となりました。
今日は天気も良かったし絶好の観光日よりでした。
前から見たかった春日大社も行けましたし、一人なので好きなようにゆっくりと見て回れたのも良かったです。歩きすぎて足が痛くなりましたが(笑)
明日も引き続き奈良観光を進めていく予定です。本当にあちこち見る所があるので全然進めませんが、まあのんびり行ってみようと思います。
では、本日は以上です。
おやすみなさい!
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移動距離
本日の移動距離 …… 55km
累計移動距離 ……… 6815km
経費精算
★食費ルール★
1.1日の食費は1500円とする。
2.1500円まで使わず残った場合は積立として保管する。
3.保管した積立は食費に自由に使って良いこととする(豪華な食事をとれます)
20200915 | 食費 | 朝食 菓子パン | ¥0 | ||
昼食 惣菜パン☓2 | ¥160 | ||||
夕食 油淋鶏・チキンステーキ・ソーセージ・本麒麟・サンドイッチ | ¥453 | ||||
その他 クリームパン(明日朝食) | ¥96 | ||||
合計 | ¥709 | ||||
積立残 | ¥34,968 | ||||
観光費 | 春日大社 | ¥500 | |||
日計 | ¥1,209 | ||||
9月計 | ¥23,620 | ||||
総合計 | ¥180,774 |
あなたの知らない日本史をどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。