さて、今回は今年の旅で入った野湯の中でおススメをいくつかピックアップしてみました。
普通の温泉の方にもいい場所はいくつかあったんですが、やっぱりインパクト的に無料で入れる野湯でコレなの!? っていうのが強すぎて、普通の温泉だと相手になりませんでした(笑)
ということで、今回はそんな野湯をいくつか見て行こうと思います。
せせらぎの湯
まずはこちら、長野県の山の中にあるせせらぎの湯から。
野湯マニアの間では非常に有名なこちらの場所、ちょっとわかりにくいところにありますが近くに駐車スペースもありますし、比較的アクセスしやすい場所です。
と言っても、一番近い市街地から1時間以上ありますが(笑)
周辺には有名な白骨温泉などもあり、温泉地としても非常に有力な場所です。
この野湯のすぐ隣も温泉宿だったりしますし、泉質については保証済みと言ってもいいんじゃないかなと。
そしてこちらがその浴槽です。
男女別にちゃんと分かれていて、脱衣所も完備。
お湯は白く濁っていて泉質は単純硫黄泉。浸かると気持ちいい硫黄の香りに包まれます。
ちゃんと掃除もされていて(写真はちょうど掃除中の時のものです)、非常に奇麗に保たれています。
そしてお湯に浸かると、温度も丁度良く、かすかに聞こえる川のせせらぎが…。
ああ、ほんとにすっごい気持ちいいです!
これ、本当に無料でいいの? ってびっくりした場所でした。
温泉の場所はこちら。
住所:〒390-1520 長野県松本市安曇
周辺一帯が同じ住所でしたが、まあ他に何もない場所なんでしょうがないですね(笑)
長野県松本市から2時間程度で、どうもバスも出ているようでした。
まあ、自家用車で行くのが一番いいかなとは思います。
御夢想の湯
お次はこちら、群馬県の北部、四万温泉郷にある無料の温泉です。
野湯って感じじゃないですね。立派な建物でした。
もちろん男女別に分かれていますし、四方ちゃんと壁に囲まれています。
中は脱衣所と浴室が一体になっているタイプでした。
そして浴槽はこちら。だいたい大人二人が余裕を持って入れるぐらいのサイズです。
泉質はナトリウム-カルシウム塩化物硫酸塩泉(低張性中性高温泉)で、この一帯の温泉郷と同じものですね。
で、まあこのお湯が本当に気持ちいい!
温泉郷の中でもかなり上流の方にあるため温度が高めですので、ホースから水を加水してちょうどいい温度にするんですが、思わずあ”あ”あ”あ”ぁぁぁ…という声が漏れます(笑)
さらに言えばこちら、ちゃんと下水に繋がれているため、石鹸等を使用することが可能です。
もちろん石鹸は設置はされていないので持ち込みが必要ですが、それでも無料温泉で石鹸が使える場所は貴重なんですよね。
大抵は川なんかにそのまま排水しているので石鹸は使用禁止なところばかりなので。
石鹸OKと聞いている野湯は、北海道の熊の湯以来でした。
場所はこちら、住所:〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4372−1
群馬県というよりはもうほぼ新潟、ぐらいの位置ですね。
周辺は先ほども言っていた通り四万温泉郷で、そちらも古き良き温泉街といった風情で普通に宿泊しに行きたい場所だなと思いました。
この場所、足湯もあちこちにあり、さらに無料野湯が他にも2か所あったりと、じっくりまわるには非常に良さそうな場所です。
バスも通っているようでしたが、かなり広いのでできればレンタカーなどで行くと楽しめる場所なんじゃないかなと思います。
尻焼温泉
そしてラストはこちら、尻焼温泉です。
初めて聞くとすごい名前だと思います。
場所も本当に山の中の中、草津温泉からは比較的近いですが、その更に山の中のほうと言えばわかるでしょうか。草津温泉でも標高1000m超えているんですが…。
周辺には温泉旅館が数件あるだけで、商店などは一切ありません。旅館前に自販機があるかな? ぐらいですね。
一番近い場所で30分山を下りた場所に、夕方には閉まってしまう道の駅がありますがそこが唯一の購入場所です。
他を探すなら更に30分山を下りていく必要があります。秘境ですね。
で、こんな場所にある野湯なわけですが。
控えめに言って最高過ぎると思います。
まずちゃんと管理された浴槽。
あ、塩尻温泉は混浴なんですがこちらの管理浴槽は水着不可となっております。
かなり温度が高めですが、こちらもなかなか気持ちいいお湯です。
しかし、僕的にはこちらはおまけ!
この塩尻温泉の最強はこちら。
川です。
この川が、そのまま温泉になっています。
しかもものすごくちょうどいい温度で。
なんだこの解放感!
足が着くところとつかない場所があるんですが、着かない場所だと足の部分が冷たいぐらいで他は本当に適温になっています。
周辺は広大な山と森林。
広い川にぷかりと浮かんで見上げるだけで空と緑が一面に広がります。
はぁ…。うん、最高かよ。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉・塩化物泉とのことで、当然自然の完全天然かけ流しです。
川の方は水着着用OKとのことなので、野湯とかちょっと…と言う方も安心して入れるんじゃないかなと思います。まあ、全裸の方が解放感すごいですが(笑)
場所はこちら、住所:〒377-1701 群馬県吾妻郡中之条町入山
公共交通機関なんかは無いので、行くのはかなり大変な場所にありますが、間違いなくその価値はあると思います。
僕も日本全国あちこちの野湯に入ってきましたが…ランキングをつけるならここが1位となります。最高過ぎました。また行きたいです。
行ける距離にある方は、是非一度行ってみて欲しい場所だと思います。
真夏も涼しいですし、いいところですよ!
以上3ヶ所、今年の旅のおすすめ野湯でした!
最近ずっとシャワーだけなので、書いていて広い湯舟でゆっくり浸かりたくなりました!(笑)