使ってみた【GROM 2017年モデル】

さて! 本日からのシリーズとして、「日本半周に持っていって実際に使っていたアイテム」について色々言っていってみようかと思います。

まず最初は、何はなくともコレ! バイク! これがないと始まりません。

上の写真はまだ完全に無改造の状態ですね。すべてデフォルトのままで、何のパーツもついていません。色はパールバレンタインレッド。いい色買ったな!

僕がGROMを選んだのは、完全に日本一周の為でした。

趣味で乗るなら大型でいいですし(一応免許持ってます)、街乗りしかしないのなら50ccでも別にいいわけで。

普段乗りの楽しさもあり、それでいて燃費が良くて、税金も安い。125ccで行こうと決めてからいくつかの車種をピックアップしていました。

ウインドスクリーンとリアキャリア、それから充電用のUSB電源を取り付けてあります。

125ccの車種で、最後まで迷ったのはクロスカブとGROM。どちらも燃費が素晴らしく良い車種ですが、荷物の積載量だけで言えばクロスカブが圧倒的に上です。

これはスーパーカブですが。…amazonなんでも売ってるなぁ。

最終的に、どうせ長距離乗るなら、自分が乗っていて楽しい方がいいだろ! ということでGROMにしました。カブのロータリー式より、GROMのリターン式のほうが好みだったので。

まあ、旅中に何回も「カブにしておけばよかった!」って後悔もしました(笑)

ただ、それ以上に「GROMにしておいてよかった!」とも思いましたが!

実際に旅で使ってみて

リアキャリアをつけて、ホムセン箱を載せて、サイドバックまで付けましたがそれでもやっぱり足りなかったな、という感想です。

クロスカブに乗っている旅人さんにも会いましたが、あちらだとちょっと加工するとホムセン箱2個載せられるんですよね。うらやましい!

バックの中に入り切らないものを外に出して、なんとか移動していました。

まあ、僕の荷物の整理が下手だったというのもあるんですが(笑)

今になってみると、要らないものもかなりありました。後半戦では荷物も減らせると思います。まあ、増やしたいものもあるのでトントンかもしれませんが…。

頑丈さはなかなか悪くないです。数え切れないほど転倒もしていますが、致命的な故障も無く前半戦を走りきれました。傷だらけですが(笑)

本体の耐久度が高いのはいいんですが、初期のチェーンが非常に伸びやすいです。

僕は出発してから60日ぐらいの時点で新しいチェーンに交換しましたが、その間に3回ほどショップで調整をしてもらっています。

リアキャリアを着けると積載量は確かに上がるんですが、乗車/降車がちょっとめんどくさいです。クロスカブだと前に凹みがあるのでそこを通せばいいんですが。ちょっとコツがあるんで、慣れれば問題はないかな?

燃費は流石の一言ですね。前半戦で2万km以上走っているのに、ガソリン代は6万円以下という。これだけでも選んだ価値はあると思います!

ただし、やっぱりパワーはちょっと足りないですね。荷物(と自分)が重いのもありますが、上り坂だと全然スピードがでません。250ccにしておけばよかったなぁ、と何度も思いました。

荷物が重いけど、バイクスタンドは折れること無くがんばってくれました。

ただ、やっぱり荷物が多いとバランスがきつかったです。ちょっとでも斜めの場所だと容赦なく倒れます(笑)

走破性はなかなか悪くないと思います。

砂地・砂利道・土。オフロードほど無茶はできませんが、一応道になっていればなんとか走ることはできました。僕は変な道ばっかり走っていたのでオフロードのほうが良かったかも、と思いましたが、よっぽどじゃなければなんとかなります。

まあ、前半戦では1箇所だけどうしても無理! ってなりましたが。あれは道じゃなくて崖だったので…。

GROMの一番の利点は、やっぱり車体の大きさじゃないかなと思います。

まあ、それが積載量の小ささにもつながっているんですが…。

とにかく小回りがよく効くので、知らない道を走るにはすごく向いていると思います。

Uターンかなりしますので(笑)

あとはフェリーなんかも原付料金なのでかなり助かります。駐車場や有料道路も同上。貧乏旅行では中型以上はきつかったと思います。

逆に、有料道路を使えないという弱点もあります。高速道路は無料区間だろうと走れないですし、自動車専用道路は全滅です。コレが結構めんどくさい。淡路島も行けませんしね。

あとは、テントに横付けしやすいというのもありますね。大きなバイクだとちょっとどうだろう、という場所でもコッソリしやすいです。旅だとかなり重要!

そういえば、燃費はいいんですがタンクの容量があまり大きくないのはちょっと残念ではあります。一度もガソリン切れで止まることはありませんでしたが、ハラハラしたのは数回あります。最大でも6Lも入らないので。

それでも、40km/Lぐらいは走れるので日本国内で走っているならまず問題はないかと思います。北海道ではちょっと不安ではあるんですが(汗)

GROMの最大の弱点は、やはりタイヤのサイズかと思います。苦しめられました。

12インチのタイヤって、あんまり使われているバイクないんですよね。だからショップにもあんまり置いてない。ビックバイクのマジェスティが同じのを使っているとは聞きましたが、少なくともレッドバロンでは置いてなかったです(涙)

前半戦では2回リアタイヤを交換しましたが、バイクパーツ専門店に行かないとなかなか厳しそうでした。

ということで、総合して考えるとですが、

GROMは日本一周に向いたバイクではありません!(笑)

今から考えている方がもしいたら、やめておけ、と言っておきます(笑)

普通に乗る分にはすごく良い車種だとは思うんですが、大量の荷物を載せて、長期間・長距離を走るには向いていません。せいぜい数日のツーリングまでじゃないかと。

まあ、僕は後半戦もこのまま乗るつもりですけどね!

以上、GROM2017を日本半周で使ってみてのレビューでした!

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