一般人と旅人の非常食についての認識の違いについて

カンパンが美味しすぎて非常用食料のはずなのにいつの間にか食べてしまうこと、あると思います。

ということで、本日は非常食についてちょっと書こうかなと思います。

皆さんも突然の災害に備えて、ご自宅に備蓄なんかをされていますよね?

僕も家には水の2Lペットボトルを数本保管してあったり、カップラーメンぐらいならいくつか用意してあったりします。

ちょっと本格的になるんでしたら、あれですね。

アルファ米。

一時期、賞味期限切れ寸前のものを大量にもらったので、こればっかり食べていたことがあります(笑)

お湯を入れると15分程度で炊き立てみたいなご飯ができあがります。味もかなり良く、文明ってすごいなぁと改めて感じました。

特に、お湯を沸かせなくても水だけでもちゃんと戻るので、火を使えなくても食べることができるというのは強みだと思います。

それから冒頭にも書きましたが、代表的なものと言えばやはりアレ。

カンパンですね。

素朴な味で、ついついポリポリと大量に食べてしまいます(笑)

最近のものにも入っているのかな? ちょっとだけ入っている氷砂糖がまた良いアクセントなんですよね。

口の中の水分を大量に奪われますが、腹持ちもいいですし非常に良いものです。

あとはまあ、おかずとして缶詰なんかもいいですよね。

水とアルファ米、缶詰なんかがあれば、数日なら確実に食つなぐことができるわけです。

緊急用としてこのあたりを常に保管して、賞味期限近くなったら交換していくのが(もちろん古いのは食べます)、サイクル的にも良いんじゃないでしょうか。

さて、そんなわけで一般的な保存食はそんなイメージなわけですが。

ちょっと待ってください。

旅人やキャンパーからしてみると、

それ、保存食じゃなくて通常の食事です

このことに気づいたときは愕然としました(笑)

そうですよね、お湯を入れるだけの簡易食事とか缶詰とか、非常食扱いというよりは普通にキャンプ用の食事の一つなんですよね。つまり常食

もちろん宿泊地の近くにちゃんと買い出しができるスーパーなどがあれば生鮮食品も使えますが、泊まる場所によっては火が使えなかったりもするわけです。

そうなると、購入してくるものも、完成品のお惣菜や火を通さなくても大丈夫な物になることが多いわけです。

さて、そんなわけで一般的な非常食といわれているものは、旅人にとっては非常食としては不適格です。

では逆に、旅人にとっての非常食とは何か、と考えるとつまり、

買い出しが不可能だった場合の食料

これになるわけです。

日本全国を旅していて初めて実感としてわかったことがあります。

それは、たとえ日本でも食料が買える店が常に近くにあるとは限らない、ってことです。

よく考えれば当たり前なんですが、普段都市部に住んでいて、近くにスーパーもコンビニもある生活をしていると感覚としてわからなくなるんですよね。

実際に、宿泊しようとした場所から20km圏内に食料品店が無い、とかあるんですよ、日本に。

あと、お店があっても17時頃には閉まってしまうとか、土日は営業していないとか、そういうのが普通の場所があるんですよ。

もちろんそこまで僻地でなくても、移動に時間がかかって到着が遅くなり、商店が閉まってしまっているなんてこともありました。

あと、本気で疲れていて、買い出しに行く気力も無い時もあったりとか…。

で、そんなときに食べるのが、旅人の非常食になるわけです。

つまり、常に持ち歩くことができ、加工無しで食べられるものになります。

そして、なるべく嵩張らない、これも重要ですね。

ということで、アルファ米(水だけだと食べるまでに長時間必要)や、缶詰(けっこう嵩張る)なんかは、旅人の非常食としては不適合となります。

あとはカンパンなんですが…これも実はちょっと不適合なんです。

僕が持ち歩いていた非常食としてカロリーメイトがあったりするわけなんですが、これと同じ理由で向いていません。

その理由とは、

持ち歩いている間にボロボロに崩れて粉になるからです。

クッキーなんかもそうなんですが、非常食って結局本当に非常事態にならないと食べないので、かなり長期間持ち歩くんですよ。

そうなると当然、少しずつ少しずつ衝撃や振動で崩れていって…食べるときに粉になっています(笑)

食べられないことは無いんですが、非常に食べにくいのは言うまでもありません。まあ、食べましたけどね!

じゃあ結局何が向いているのか。

探せば色々とあるとは思いますが、僕のおすすめはもうコレしかないです。

ナッツ類です。

ピーナッツ、アーモンド、クルミにピスタチオ。

自分の好みの物でいいとは思いますが、軽量で高カロリー、お腹にも溜まって長期間保存が効き、硬度もそこそこあるので崩れません。

袋に入っているのもなので、カバンの隅にでも放り込んでおけばほとんど邪魔にもならず、本当に非常食として優秀じゃないかと思っています。

栄養がどうこうという話もあると思いますが、これはあくまで非常食です。毎食これだけってわけじゃないんで、1~2食頼るぐらいなら全然問題ないと思うんですよ。

どうしても気になる人はビタミン剤でも一緒に飲めば解決しますしね。

ということで、旅人の方はもしものことを考えてナッツ類を持ち歩きましょう(笑)

で、まあ普通に考えて旅をしない一般の方でもナッツ類は非常食として使えます。

しかし、僕としては勧めません。やめておいた方が良いです。

というのも、僕も一時期非常食として常備してたんですよ。ピーナッツとアーモンドだったんですけどね。

しかし、ある日つまみとして食べてしまいました(笑)

ということで、ご家庭の非常食としては本当に向いていないと思いますよ!

ご家庭ではアルファ米とかにしておくといいと思います(笑)

さて、ちょっと長くなりましたが、非常食についてつらつらと書いてみました。

僕も次の旅に出発するときは、ピーナッツを2袋ほど持っていく予定です。

安いですし、すぐに買い替えも効くのでピーナッツはおすすめですね。おいしいですしね!

酒のつまみになりますしね!(非常食のはず)

以上でした!

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