10日目 こんなん卑怯やろ。(島根県隠岐郡知夫村【知夫里島】→島根県隠岐郡西ノ島町【西ノ島】)

おはようございます!

昨日は隠岐の島、島前(どうぜん)で一番手前の知夫理島のフェリーターミナル近くでの野宿でした。

人口がそもそも少ない島ですし、夜になると全く人通りが無く非常に静かな一晩です。

そして朝!

まあ場所的に5時起床でさっさと撤収を完了していますが、7時ぐらいまではのんびりとしていました。

本日は次の島に渡る予定ですが、フェリーの時間が10時ぐらいからなのでその前にもう少しだけ島内を走ってこようと思います。

というわけで、メーターは62702.4kmからスタートです。

島根県隠岐郡知夫村【知夫里島】

天佐志比古命神社(一宮神社)

まあ時間もそれほどあるわけでもないので、近場にあった神社へ。

こちらは知夫理島で一番大きな神社とのこと。

といってもそれほど広くはなく、階段を登ってすぐに拝殿があるのと、

すぐ左手にこんな建物が。

なんでもこちら、芝居小屋だそうです。神社に神楽殿ではなく芝居小屋ってかなり珍しいですね。

今でもちゃんと使われているそうです。

こちらが拝殿。

出雲大社の流れを汲んでいて、御祭神は天佐志比古命。

名前は違いますが大国主と同一とされているようです。

住宅街の中に普通にありますが、しっかりと管理されていて大事にされているのが良くわかる神社でした。

さて、あとはもうちょっとだけ昨日は走れなかった道を埋めて、これで知夫理島の大体の道は制覇しました!

小さい島だったからできましたが、他の島は流石にここまで埋めるのは難しそうですね。

ではフェリーターミナルに戻ることにしましょう。

来居港

次の島に渡るわけですが、今回はこちらのフェリーどうぜんを使います。

このフェリーはその名前の通り、島前(知夫理島・西ノ島・中ノ島)の間を渡ることができる船なんですが、

乗船料金はなんと300円という驚愕の安さ!

原付バイク125cc以下も200円と、あわせても500円!

完全に地元の人たちの足ですね。

そして船が到着したので乗り込んでいきましょう。

フェリー どうぜん

この船は手続きや書類等は必要なく、そのままポンと乗車するだけです。

小さな船なので車も数台ぐらいしか載せられないみたいですが、そこまで混雑することは無さそうです。

船内は2階建てで上はそのまま壁無し、1階の船室はまさにバスですね。

運賃の回収もこの時点で席に船員さんがやってくるので現金で支払いを行います。

そして知夫理島から西ノ島まではおおよそ30分。あっと言う間に到着です。

島根県隠岐郡西ノ島町【西ノ島】

別府港ターミナル

さあ、新しい島です!

なお、こちらのフェリーターミナルは島前(どうぜん)用のものでちょっと古いですが、

すぐ近くに隠岐汽船の結構立派なターミナルもありました。

西ノ島は島前(どうぜん)の3つの島の中で一番大きく、外周は117kmあるとのこと。

では今回も時計回りに走っていきましょう。

焼火(たくひ)神社

30分ほど荒れた道を走っていくと神社を発見。

しかし15分も階段を登るのはかなりきついですね…うーん。

階段前には四阿があり、

杖も用意されていました。

よし…行ってみるか!

残り10分の時点でだいたい階段200段ぐらい登りました。きつい。

まだ2/3もあるの…?

必死になりながらなんとか上がっていくと、最終的に376段で上に到着!

思ったより少なかったですね!(汗だく)

ここから神社までは5分みたいです。

また反対側の道を進むと展望台につくようですが、マムシが発生している可能性が高い上に片道40分程度かかるようなので流石にやめておきます。道も草がすごいですし。

鳥居を潜って細い道をしばらく進むと、

なぜか石垣が。

どうも社務所っぽい管理の屋敷みたいですね。

流石にもう使われてはいなようですが。

ただ休憩はできるようになっていますし、掃除はしっかりされていました。

で、ここからはもう目の前。1分進むと、

でっかい木の向こうに社が見えました。

御祭神は大日孁貴尊(おおひるめむちのみこと)。アマテラスの別名という扱いみたいです。

そしてこの社殿は国の重要文化財指定なんだとか。

特にこの岩窟部分を生かした構造建築がなかなか面白かったです。

ちょっと登るのは大変でしたが、まあ十分価値はあったかなと思います。

さて、その後も外周をしっかり走っていきます。

知夫理島と違ってこちらは牛があまり放し飼いになっていないというか、しっかりと放牧場所が区切られている感じですね。

隅っこの方にいくと放牧されているんですが、それ以外は道に落とし物も無く綺麗でした。

あすか軽食喫茶

12時半ぐらいになったところでお昼を食べましょう。

だいたい島の真ん中あたりにある浦郷集落にはいくつか食事できる店がありましたが、本日選んだのはこちらのお店。

店内もあまり広くないですが、ほぼ満席の人気店です。

注文したのは、わがとこ定食(1000円)。

その名の通り、地元でとれた魚や野菜を使った定食だそうです。

刺身はこれは鯛かな?

食べると鮮度がすごくて、身がコリっとしています。

鯛って時間が経つと柔らかくなって甘味が出てくると思うんですが、そこまで到達しないでまだ淡白な段階でした。これはあれだ。タイ茶漬けとか鯛しゃぶにするとうまいやつだ。

ボリュームはそこそこでしたが、やはり地元産を食べると満足感が高いですね。

あちこち行っているわけなので、できればその土地のものを今後も食べていきたいところです。

では、ごちそうさまでした!

あ、そうだ。

バイクの方もエネルギー補給しておきましょう。

うん、島価格!

でもまあ思ったほどじゃないですね。

ついこないだまで、地元でも似たような料金でしたし…。

では本日後半戦も張り切って行ってみましょう!

由良比女神社

走り出して3分。

こちらは隠岐国一宮になります。

ここもやっぱり境内はあまり広くありません。

やっぱり離島だからでしょうかね?

ただ、隠岐の島は流刑地だったこともあってほぼ戦乱に巻き込まれていないため、神社などもかなり歴史のあるものが残っているようでした。

こちらが拝殿。

やはり出雲系列で、御祭神は由良比女大神。こちらはスセリビメも別名という扱いになっており、スセリビメは大国主の奥さんになります。

歴史ははっきりしませんが、おそらく1300年以上はあるそうです。

建物のほうは自然災害の影響で改築が何度か行われていて、現在のものは明治時代に修復したものなんだとか。

本当に敷地は広くないですが、コンパクトですっきりしていて非常に気持ちの良い境内でした。

一之宮でもありますし、隠岐観光では外せない場所の一つじゃないかなと思います。

イカ寄せの浜

その神社の目の前にあるこちら、イカ寄せの浜となっているんですが。

なんでも、過去ここに海が埋まるほどのイカが押し寄せてきていたんだそうです。

最近はもうないそうですが、あまりにも獲れすぎることからこの地域ではイカの事を「拾う」と言っていたんだとか。

そういう謂れもあって、西ノ島にはあちこちでイカのマークを見かけます。

マンホールもこんなのでした(笑)

鬼舞展望所

さて次は展望台です。

西ノ島の左下あたりで、半島(?)の中央部分ぐらいにある山というか丘ですね。

で、ここからの景色がこんな感じでした。

ここもまあ、悪くなかったんですが、

ここから見える丘の上にもスポットがあるようなので、歩いて行ってみようと思います。

鬼舞展望台

結構距離があるように見えますが、歩いてみると10~15分ぐらいでした。

まあこの辺りは牛が放牧されているので、落し物には要注意です。

牛がめっちゃ寄ってきますが無視!

階段もそこまできつくないですね。

軽く息が切れる程度ですぐに登って、

牛が入ってこないように柵ができている四阿がありました。

なお、周辺は落し物だらけなので要注意です…。

うん、ほんの少し高くなっただけですが、景色はこっちのほうがいいですね!

そこまで大変でもないので、こちらまで足を延ばしたのは正解でした。足元には注意ですが。

赤尾展望所

もういっちょ別の展望台へ。

う、うーん。

こっちはまあ、普通かな?

ただ空と海の色が悪いのが要因として大きそうなので、天気のいい日に来れば違うかもしれません。

なお、こちらは突然の路上馬がいたりしました。

普通にバイクの横歩いていくのでびっくりしますね…。

国賀海岸展望台

島の西側にある国賀海岸を見下ろせる展望所は広い駐車場があり、

四阿の向こうの草地が展望所になっています。

見下ろす景色は変わった奇岩が目立ちました。

和歌山県は串本の橋杭岩みたいな印象が強かったです。

ここ、実は下に降りていけるようになっているんですが結構長い下り坂で、戻ってくるのが大変そうだったのでやめておきました。

ハイキングコースになっているようなので、徒歩旅で来ているなら行ってみるのも面白いかもしれません。

摩天崖

そのハイキングコースの終点にあるのがこちらの摩天崖。

ここは広い駐車場が確保されています。

そこから草地を200mで展望所になっているんですが、

牛の落し物に注意しながら草地を歩いてふと横を見ると、

こんなん卑怯やろ。

もちろん展望所となっている場所から見る景色も素晴らしかったんですが、そこに行くまでも無くもうちょっと、ここ凄い。凄いって。

間違いなく西ノ島で最高の観光地でした。超オススメです!

さて、だいたい観光地は周ったのであとはひたすら外周を走っていきますが、結構あちこち通行止めになっていて大変でした。

走れない道も多くなりましたが、まあしょうがない。

別府港ターミナル

そして1周完了です!

フェリーターミナルに戻ってきましたが、時刻はもう17時過ぎ。

本日の宿泊場所を決めないといけません。

とりあえずフェリーターミナル横も屋根があるのでここでも良かったんですが、22時ぐらいまでフェリーの便があるんですよね。うーん。

で、地図を色々見ているとちょっと良さそうな場所があったので、買い出しをしてからそちらに向かいます。

外浜海水浴場

やってきたのは島の真ん中あたりにある海水浴場です。

こちらは7月の中旬から海開きされるみたいで、今は使われていません。

で、トイレ横のスペースが良い感じだったので、今日はここで野宿することにしましょう。

こんなかんじでいいかな。

そういえば最近、全然コット使っていません(笑)

地面が平らな場所だと使う必要ないですからね。マットだけで十分なので。

さて、それでは本日の夕食です。

今日も総菜パンと、「サントリー 角ハイボール」です。

中ノ島は多少は島価格がマシでした。だいたい1.2~1.3倍ぐらいかな。

ただ、離島とかだとゴミ捨ても大変なので基本的に簡単に小さくできるパンが楽だったりします。お弁当箱とか捨てる場所無いんですよ…。

飲み終わってからテントに入りましたが、このテントは横がフルメッシュにできるのでこんなかんじで海を見ていました。

色々と使い勝手の悪いテントですが、良いところもやっぱりありますね!

あとは暗くなるまでのんびりして、そのまま就寝となります。

さて、そんなわけで島前(どうぜん)2つ目の西ノ島もなんとか一日で周りきれました。

明日には最後の中ノ島に渡ることができそうです。

本土の方は既に梅雨入りをしているようですが隠岐の島はなんとか耐えてくれていますし、降ってくる前にできるだけ周ってしまおうと思っています。天気がんばれー。

それでは本日は以上です。おやすみなさい!

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移動距離

本日の移動距離 …… 135km

累計移動距離 ……… 1330km

経費精算

20240610 店舗飲食費 お食事処あすか わがとこ定食 ¥1,000  
飲食費 総菜御パン×3・角ハイボール ¥629  
交通費 島前フェリー 来居→別府 ¥500  
交通費 ガソリン代 ¥472  
  日計 ¥2,601
  6月計 ¥24,822
  総合計 ¥24,822

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